自然の脅威!台風が教えてくれたもの
どれだけ文明を進めようが、自然の脅威には、立ち向かえないこと。
2018年9月4日に上陸した台風21号が残した傷痕で思い知らされました。
日頃の挨拶の大切さを実感
幸いなことに、自宅は全く停電も無く過ごせているのですが、
マンションのバルコニーの両隣を仕切るボードが破壊されました。
マンションは日頃の付き合いをせずとも暮らしていけますが、
最低限エレベーターなどで挨拶を交わしあったり、
短い会話をする習慣を互いに持っていたおかげで、
バルコニーにプライバシーが無い今の状態になっても、
精神的なものを含め何一つトラブルは起きません。
挨拶だけは交わし合うお付き合いでもこういう時に、
生かされることがよくわかりました。
暴風と過ごした恐怖の時間
さて、あの日は、本当に台風が来るのかなというような
午前中の穏やかさでした。
それが、昼前に風が徐々に激しくなり、雨が降り出し…。
昼過ぎからは風の音が激しくなりました。
ピークは午後2時前後の一時間でしょうか。
とにかく今まで聞いたことのないような風の吹きすさぶ音と、
ガタガタと建物を揺さぶる音。
建物の揺さぶりは地震とはまた違った恐怖を私に与えてきました。
私の経験上、地震の揺さぶりは足をしっかり踏みしめて、
ただ終わりを待つだけですが、
台風のガタガタジンジンと外から叩きつける揺さぶりは、
胸がすくみ、風が外から中へとガラスを割って
侵入してきそうな恐怖感にさいなまれました。
激しい風が吹き続けた後に響く破壊音!
何がどうなっているのか家族が窓から確認して
報告してくれるからよいものの、
私はただそこに立ちすくみ恐怖におびえながら、
状況を聞くしかできませんでした。
ガラスが割れて、怪我をするかもしれない!
いつになったら風は止むの?
そればかり考えてました。
台風が過ぎた後は、バルコニーに置きっぱなしになっていた
使いもしないものを全部捨てて、エアコンの室外機だけになりました。
もうバルコニーを物置代わりにすることはないでしょう。
台風の傷痕に心が揺さぶられ
翌日の出勤途中の道で台風の傷痕が目に入ってきました。
歪んで空を仰ぎ見る信号機。
無残に枝や幹が折れてしまった小学校の桜の木。
風で割れて吹き飛んだ看板の欠片は、
50メートルも飛ばされて落ちていたり。
中でも何十年とそこに根を張り、幹と枝を伸ばし続けた大木が、
根こそぎ倒れている様を見て、息を飲みました。
その大木は、阪神大震災にも今年の大阪の地震にも
耐えてきたはずなのに、
あの何度も何度も吹き続けた暴風には
耐えられなかったかと思うと、
自然の脅威を感じずにはいられませんでした。
どれだけ作り上げても自然を相手にしては一瞬で
一網打尽にされてしまうはかなさ。
掘り起こされた木の根や、枝にたわわに付いた実を見るにつけて
心の中に色々な思いが交錯していきました。
台風の風が私の心に残し、教えてくれたもの。
台風について考えた先にZARDの「きっと忘れない」の
こちらのフレーズが頭に浮かび
しっくり心に落ち着きました。
日頃の悩みなんて、自然の驚異の下には、取って足らない小さなもの。
それなら、悩んで苦しい思いにひたるよりは、
楽しいことを考える時間を増やす。
積み上げていっても、無くなるときは一瞬。
それならイライラしながら嫌々に事を成すよりは
笑ってイキイキといかないと。
本当にそう思いませんか?
心から目覚めたこの気持ちを、失わないように過ごしていきたいです。
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