会社に行かずに仕事ができる時代が到来？【スマホが変えた、コミュニケーション】

まだ、雑談をしない部下に不満を持つ上司なんているの

今日のネットニュースで、「雑談しない部下、不満の上司」というタイトルの記事を見つけて、興味を持って読んでみました。

この記事を読んで感じたことは、もう不満に思っている上司ってどんどん減っていっているのではないかということです。

まず、現代の職場はリストラ、定年などが進み、ギリギリの人数で、効率よく働くことが求められてきた結果、雑談をしている時間は無いという職場の雰囲気が漂っていったことが、雑談が職場から無くなっていき、上司部下問わず、雑談をしない人々が増えていったのではないか。

そして、元々雑談の少ない職場で働いてきた部下たちが上司になると、雑談をしないので、そのまま部下も雑談をしない職場になっていくのは当たり前な気がします。

だから、この記事にあるように、雑談ができないと自分が上司になった時に困るなんて、あまり関係ないように思います。

この手の記事は、今始まったわけではなく、「雑談しない　不満」などで検索してみたら、ずっと以前から話題に上がっていることが、わかりました。

そろそろ、この旧態依然とした話題になりつつある記事が、繰り返しネットにあがり続けることもなくならねばならないと思いますが…。

以前の職場といえば、休憩時間は、グループで会議室や、打ち合わせテーブルなどに集まって一緒にたわいもない話をしながらお弁当を食べてましたが、スマホが普及した今では休憩時間中は、一人で食事をしながら、スマホでSNSをチェックする時間になりました。

だから休憩時間中は、目の前の社内の人間よりも、スマホやパソコンの向こうの人間や話題と向き合う時代がやってきています。スマホというパーソナルなグッズの普及でコミュニケーションが目まぐるしく変わってきています。最初は私も「時代は変わったなあ…。なんか、さみしいなあ…。」と感じていました。

ですが、慣れてしまえば、自分の好きなように使える休憩時間の有意義さとありがたさに気づいてしまいました。

また、私は思っているのですが、職場から雑談が減ってきたこと。目の前の人間とのコミュニケーションが減ってきたことは、会社に出社することなく家で仕事ができてしまう時代の到来の前触れな気がしてなりません。

現代は単にコミュニケーション不足な人が増えてきたというのではなく、一人一人が個としての自分をまずは確立して、そこから一つのプロジェクトに向けて、それぞれが一致団結する新しいコミュニケーションの時代がやってくるのではないでしょうか。

そういう時代がやってきた時でも、やはり本来のコミュニケーション力や、その人が持つ人柄は評価されるはずなので、たとえ相手の顔が見えないSNSの世界であろうと、自分らしく、きちんとした態度で向き合っていきたいと思います。