墨絵を始めたきっかけ
- 2018.05.17
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昔は、小学生になったら、書道と珠算を学ぶことが主流でしたが、
私は、書道だけは、じっと座って書く暗いイメージがあったので、学ぶ気になりませんでした。
だから、小学校3年から始まる書道の時間に、初めて筆を持ち、書いた字は、かすれまくりの散々なもので、「悪い見本!」として皆の前にさらされる始末でした(泣)
小学校5年の時に近所に書道教室がオープンしたのをきっかけに、自分の黒歴史を塗り替えたくて、遅ればせながら書道を習い始めました。
じっと、座って黙々と書くことが意外と性に合ったのか、先生も素晴らしい方でしたので、結婚まで継続し、教育部の師範免状まで取得しました。
ワーキングマザーとして忙しくしていたある日、子どもの高校受験の検討のために、初めて私の出身高校のホームページに訪れたときに、
書道の教養講座が開催されることを目にして、
気軽に参加してみると…そこで出会ったのは、自由に字を書き、絵や模様を描き散らす書画アートの世界でした。
「これは、おもしろそう!」
と自由が大好きな私が思わないわけはありませんでした!
それからというもの、母校の書道教室に通い、字の練習のために臨書をしたり、
自由な作品を作るときは、競走馬の感動のレースを言葉にして、
書で表現する時間は自分の至福のひとときになりました。
そうして、6年ほど経過し、JRAの2016年のジャパンカップの宣伝ポスターが、
私の心を動かしました!
そこには、馬の墨絵が描かれていました!
「私は、今まで、感動を言葉だけで表していたけど、
自分らしい馬の墨絵も描けるようにならないだろうか?」
そこから、最初にモデルとなったのが、ジャパンカップを勝った
最上級のGood looking horse!キタサンブラック号でした!
馬は難しいのは覚悟してましたが、馬好きの私ですから、
そこは細々と長年通っていた乗馬が役に立ちました。
馬のお手入れをしてきたから、うまの筋肉の付き方や、
毛流れが頭に入っていることがアドバンテージになり、
自分でもびっくりするくらい早くに自分らしい馬の墨絵を
形にすることができました!
「大好きな馬を、自分の言葉と絵で表現する!」
このやりがいを手にした今、この先ずっと描いて書き続けていくことを
決心しました!
今は、馬上で馬と一体感を感じる乗馬と、
無心に筆を持ち、和紙の上に自己表現する時間が
自分にとっての一番幸せな時間であります。
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